ひだかたかのり(日高崇典)のブログ

できないのではない、出会えていないだけです

ディスレクシア(読字障害)の子ども

先日、海外に住まれている、ある中学3年生のお母さんから、ぼくが作った中学英語攻略マニュアルが、学習障害がある子どもでも効果が あるかどうか教えてほしいという質問を受けました。

メールに「単語を覚えるのが苦手」とあったので、ひょっとしたら【ディスレクシア(読字障害)の子どもかも?】と思い、ぼくの体験談を語ったページをお知らせすると共に、中3の現時点で単語を覚えることを苦手にしている子どもが、「マニュアル」で力をつけることはかなり厳しいと思うと答えました。

英文法が苦手な子どもが短期間に効率よく学び、大きな学力アップを果たせる教材として、ぼくが作った「マニュアル」を超えるものはないと思っています。 ただし、どんな子どもにでも通用するものではなく、限界はあります。目安は、子どもがひとりでやるのならばオール4レベル(英語は3)、お父さんやお母さんが「マニュアル」を使って教えられるのであれば、オール3レベルの学力は必要です。

ちなみに、ぼくが教えたディスレクシアの子どもは、オール3に満たないレベル。目の前で教える場合より不利なテレビ電話を使っての指導だったとは言え、ぼくが黒板を使って1対1で直接教えたにも関わらず、ほとんど英文法を理解させることはできませんでしたので、同じような悩みを持たれているお子さんには、読んでわかるだけでなく、見たり聞いたりしてもわかるように作った、トコトンていねいな英文法レッスンの改訂版で学ばれることをオススメします。

この参考書では、アルファベットの発音から高校で習う英文法の基礎の基礎を収録しているので、中高6年間かけて学ぶつもりでくり返し学ばれれば、文字を読むのが苦手というハンデを持たれているお子さんでも、それなりの成果は得られると思います。